事業/収支報告 事業種: 人道支援事業−2 カンボジア支援(平成19年度第5期-4) 事業名: 08’3-4月カンボジア人道支援(1) 開催日: 2008年3月27〜4月3日 従業者: 22名 受益者: 約5,000人と不特定多数の 小児病院の患者とボランティアスタッフ等 |
Cambodia 2008年3月 |
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事業内容: | |||||||||||||||||||||||||||||||
継続支援を行っている事業に対し、ボランティアメンバーがグループを編成し、独自に物資集めや事業を対象にした募金活動、事業関連の調査など事前準備を行い、現地支援を行った。グループ別に、孤児院に宿泊滞在し生活や運営状況を調査、リサイクル哺乳瓶を日本で集め病院や貧困層に配布、染色やシルク素材を調査研究し織物を行う村に的確な技術指導を行う、子どもの情操教育と日本の寄付者に貢献参加を促す絵本企画グループが孤児院で読み聞かせコンサートを実施するなど、効果的な支援を行うことができた。 | 日本からの支援物資 Happy Children孤児院 アンコール小児病院 シルクの技術指導 コンポンスプー孤児院HHIV貧困層支援 |
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受益者: 1. Ankor hospital for Children(アンコール小児病院) 2. Happy Children Orphanage(シェムリアップ地区) (孤児44人) 3. シムリアップ(Bantaey Srey)学習センター予定地周辺貧困層村民 (100世帯) 4. 孤児及び貧困層の子ども達 (300名) (地元NGO・クメール開発財団⇒SCASPが実施中の就学支援プログラム) 5. Orphan Care and Training Association コンポンスプー孤児院 (70名) 6. 手織りシルクの村(Prek Rontas Kandal Province) (25世帯) 7. プノンペン市内貧困層HIV感染者、貧困層住民 (300世帯) ●現地協力NGO団体: Hope of Cambodia |
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事業目的: 1. 前回の視察から、直接医療に関係がなくても貧困層に無料治療を行う病院が必要とする 入院患者や遠距離から訪れる人々への米、日用品に、日本からのリサイクル哺乳瓶 と粉ミルクを加えて寄付した。 2. 前回調査訪問した孤児院に、学用品、日用品、衣類等の物資、運営資金を寄付。 絵本の読み聞かせ&コンサートを行う。 3. 継続支援は、近隣村民の中でも特に貧困層の100世帯に限定し配布。村での協力者 候補が見つかり、配布先の選定と配布を依頼した。 4. 前回、現地NGOの協力要請により教育支援プログラムに寄付した受益者(子ども達)の うち、300名に面会、文具と日用品を直接配布。 5. 継続支援を行っているこの孤児院での環境改善と運営支援の調査をさらに具体的に 行うため、数名が子ども達と共に現地に宿泊。計画中の学習センター(孤児院含む)の 参考にもなった。物資配布、絵本読み聞かせ。 6. シルク/染色の研究を行っているボランティアスタッフによる技術指導と品質チェックを 行う。前回の指導と課題提供により、一定の成果が見られたことから、次の課題を提供。 引き続きの購入による支援を行う。 7. プノンペン市内の路上やバラックで暮らすHIV感染者と、近隣のひんこんそうや高齢者 を含めて米と日用品等の物資を配布。(3回目) |
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事業の成果: 前回11月支援に引き続き、日本から21名、ミャンマーから1名のボランティアスタッフが事業実施した。11月以降、今回の支援に向け、関心をもった事業や支援先別に各自が自主的に準備を進め、、限られた滞在期間中に効果的に支援ができるよう工夫して臨んだ。現地での問題点、支援する側の姿勢や準備への課題も明確になり、今後の日本での活動や次回支援活動へのヒントが得られた。また、現地協力団体スタッフや、日本各地から参加したボランティアスタッフ相互の信頼関係や協力が深まった。 |
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事業の課題点ほか: 日本で日本人が臨む支援手段や成果を期待しても、現地の文化背景や生活、社会のあり方や人々のつながりを無視したり、無理やり計画を進めることはできない。現地に根付く支援体制を築き、育てていけるよう事業展開を目指す上で、現地協力スタッフ、日本人のボランティアスタッフの育成に更に力を入れていくことが必要。 |
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収支報告 | |||||||||||||||||||||||||||||||
事業予算 <ドル買レート 1$=117.85> リエル:$1=R4,040
このほか、日本からの回収物資をセットにして、各場所で人数分配布しています。
(回収物資のレポートはこちら) |