特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 事業報告書

事業/収支報告 
事業種: 
人道支援事業−2 カンボジア支援(平成20年度第6期-4)
事業名: 09’4月カンボジア人道支援(4) 
開催日: 
2009年3月26〜4月5日
従業者: 
19名 (ダイレクトアクション・ボランティア体験学習)
受益者: 
孤児院4箇所、村2箇所、子ども約450名、貧困世帯250世帯等
Cambodia
2009年4月
事業内容:
今回の人道支援には、これまでにボランティア参加した人を中心に、日本で「自分達にもできる支援活動」として独自に実施されている2つのプロジェクト(@こころの絵本プロジェクトAシルク村支援プロジェクト)のグループが、継続支援の延長で、技術指導を行いより具体的に自立を促したり、絵本の読み聞かせや絵本配布を行ったり、現地の教育省大臣に事業のアピールを行う等、多くの人々に働きかける事業活動を実施した。
継続支援している孤児院や村、新たに支援依頼のあった村や孤児院等を訪れ、通常通り、米や食料品、日用品等の物資配布、運営資金サポート等を行った。
また、2月訪問時に、カンボジアで日本語を学んでいる大学生や青年を対象に、今回の日本人と一緒に行うボランティア活動への参加希望者を募ったところ、7名が参加した。
そして、実習ファームでの農作業や土木作業を、協働と交流の機会として1日半一緒に過ごす計画を立て、継続支援してきた孤児院の孤児に参加を募ったところ、2箇所の孤児院から合計31名(内職員2名)が参加した。実習ファームの管理をしている現地スタッフや、協力NGOメンバーも参加し、協働・交流プログラムは61名もの人数で実施することができた。

















事業レポート(ブログ)参照
学習ファーム(農作業プロジェクト)レポート参照
●ボランティア参加者の体験感想文



受益者:
.CLCAS孤児院(子ども45人+ボランティアスタッフ20人)
.セ・ノイ村(150世帯・子ども130人)
.Kruosa Rikreay Orphanage(Happy孤児院)(45名)
.実習ファーム(Bantaey Srey, Siemreap)
  日本人ボランティアとカンボジア人の協働・交流事業(合計61人)
  (日本人19人、孤児23人+7人、カンボジア人学生5名、スタッフ3人、農業スタッフ4人)
.P.C.O孤児院(子ども22名、ボランティアスタッフ7名)
.CLCAセンター/孤児院+近隣の貧困層 (子ども150人、100世帯)

●現地協力NGO団体: Hope of Cambodia、Khmer Development Foundation 


事業目的:


「独自プロジェクトについて」
当団体の人道支援やダイレクトアクションに関心を持つ人々を対象に、海外のボランティア体験を促し、実際に足を運んだ人々にボランティアや奉仕の意識を深め、体験した人々の中から、更に継続して活動を行いたい人には、「自分が自分で出来、一人から一人へつながっていける」活動を考え、同情や思いつきの支援ではなく、真剣に取り組み腰をすえて地道に行うことを促している。そうした中で、安定して国内で活動を行い、現地にも足を運んで行うプロジェクトと、基本となる物資配布支援を同時に実施している。


「カンボジアの学生ボランティアについて」
カンボジアの都市部では、高等な教育を受け、農村部とは比較にならないほどのゆとりのある生活ができる人々が増えている。同時に、貧困層の暮らしや孤児院の子ども達を知らない若者も増えてきた。教育を受け、ゆとりがある分、奉仕活動や外国の教育などに関心を示す学生も少なくない。外国語を学び、奨学金等を得て留学し帰国すれば安定した高給の仕事が得られるという状況から、日本語を学ぶ学生も増加している。夢を描き、日本語を学ぶ学生に、、心の豊かさや汗水流して働く喜びを少しでも体験してもらおうと、ボランティア希望者を募り、活動参加を歓迎している。


「実習ファーム事業の展開と、協働・交流事業について」
前回植えたとうもろこしも順調に育ち、日本の栽培方法や土壌改良などの実験を、現地のファームスタッフと行い、村の人や孤児院の学生達に農作業の体験や学習の場を提供することを目的に進めている。今回は、この農作業が、都市部の学生、農村部の人々や孤児院の子ども達、そして日本の学生やボランティア一般の、格好の体験学習の場、協働・交流の機会となった。言葉を超えて、ただ一緒に作業しただけでも、深い交流ができ、野外炊飯で同じ釜の飯を食べることで目に見えない友情やつながりをそれぞれに感じることができた。果樹の植樹を行ったり、池にするための穴を掘ったり、畑を広げ新たに枝豆やジャガイモ等を植え、まずは収穫できるものが育ち、それらを貧困層や孤児院などに配布できることを当面の目標としている。


収支報告
事業予算
リエル:$1=R4,100
カンボジア人道支援 円換算
ドル換算
<内訳>
CLCAS孤児院 \30,231
セ・ノイ村の学生・貧困層 \106,117
Kruosa Rikreay Orphanage(Happy孤児院) \197,980
P.C.O孤児院 \78,018
CLCAセンター/孤児院+近隣の貧困層 \101,168
実習ファーム(農機具、用具、食器、交流会用の食材など) \123,112
配布物資セット(米を除く)子ども400セット、家族300セット \377,362
合計 \1,013,988 $10,243