特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 事業報告書 |
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事業/収支報告 事業種: 人道支援事業−2 カンボジア支援(平成23年度第9期-2) 事業名: 11’12月カンボジア人道支援(2) 開催日: 2012年12月8〜12月28日 従業者: 8名(ミャンマー実習生含む) 受益者: PCO孤児院(子ども23名)、カンダル州洪水被災者(不特定多数)他 |
Cambodia 2011年12月 |
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事業内容: | |||||||||||||||||||||||||
1. シェムリアップ・PCO孤児院: 第4回目の滞在支援を実施する予定で訪問、宿舎や教室予定の建物を完成させるための材料を購入し、実際に建築作業もボランティアが参加しほぼ完成した。以前から故障が相次いでいた孤児院の車を購入、子ども達の通学や孤児院の活動(農業)に活用してもらうために寄付。このほか、米や食料品等、これまで同様継続して購入し寄付を行った。ところが、物品や建物、車両を寄付し終え、これから生活指導や学習プログラムを開始しようとした矢先に、孤児院側から支援継続の中止の申し出があり、計画を中止。これまで数年かけて代表者と話し合いながら少しずつ進めてきた事業だけに心残りは尽きないが、日本人ボランティアを駐在させての支援計画だったため、早めに決断し中止。経営者の借金問題やマネジメントの問題、スタッフ教育の不足など課題が多い孤児院だったので、一番欠けてはいけない子ども達の支援を担いたかっただけに、未だこれまでのカンボジア孤児院支援同様、大人の都合、判断による支援終了という状況を越えられないカンボジアの実情と自分達の力不足を実感。 2.カンダル州洪水被災者支援: 今年の洪水被害はタイだけではなく、カンダル州でも深刻な状況だったため、地元協力NGO(Hope of Cambodia)が、米や生活用品の提供による救済活動を実施したため事業資金のサポートを行う。 3.Hope of Cambodiaシェムリアップ拠点支援: 当団体がNPO設立以前よりカンボジア支援を開始した時から協力関係にある、地元協力NGOホープオブカンボジア(HOC)がシェムリアップ(SR)に支所を設けることが決定。(通称DAC)人道支援と教育支援を主に行うHOCの事業活動に継続協働していくため、またアジアでの活動をより生活者の視点で行っていけるよう、当団体の駐在所をHOC支所内に設ける計画を開始、現在登録手続きの準備中。これまでのカンボジア支援そのものを根底から見直し、腰をすえて現地と関わっていくことを検討。拠点の設立と事業継続・展開のための資金と設備・備品の提供をし、建物の修繕や家具類の作成など日本人ボランティアが手伝いに加わった。 4.ミャンマー自立支援事業(縫製プロジェクト):このたびのHope of CambodiaのSR支所の開設に伴い、HOCの同意と協力を得、ミャンマー国内で自立支援の一環として実施してきた縫製プロジェクトをSR支所内で実施することに決定。ミシンはじめ洋裁用具一式をそろえた工房を設置し、将来的に地元カンボジアでも職業訓練事業等の実施も視野に入れ、国籍を超えて人々が同じ平和目的で協働しながら、更なる自立と事業展開を目指す。 5.実習ファーム 農業研究事業:カンボジア及び東南アジアでの農業に関わる技術指導を行うために、天候や土壌、農村部の風習や地元で育成可能な果実や農作物を研究するために管理してきた実習ファームでは、ここ数年になってやっとバナナ、マンゴー等が育ってきた。当初何を植えてもだめな土壌だったが、地元の管理人を常駐させ様々な試みをしてきた結果、少しずつ土壌も改良できてきた。継続して管理人にメンテナンスを任せ、竹炭の実験やきのこ栽培なども今後実験していきたい。 |
孤児院の建設工事 孤児院への寄付物資 活動拠点の修繕、家具作り 縫製プロジェクト 実習ファームの果実 |
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●現地協力NGO団体: Hope of Cambodia |
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収支報告 | |||||||||||||||||||||||||
事業予算 $1=\80.14 リエル:$1=R4070
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