特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 事業報告書

事業/収支報告 
事業種: 
人道支援事業−2 カンボジア支援(平成23年度第9期-3)
事業名: 12’1〜6月カンボジア人道支援(2) 〜Direct Action Center〜
開催日: 
2012年1月〜6月
従業者: 
9名
受益者: 
ミャンマー縫製プロジェクト、カンボジアシルク村、他不特定多数
Cambodia
2012年1〜6月
事業内容:
1.DACC(ダイレクトアクションセンター)HOCシェムリアップ拠点支援:
2011年12月カンボジア滞在支援から、継続して拠点設立運営支援を行った。これまでの研修事業や自立のための技術訓練プロジェクト等で学んだ経験を生かし、大工仕事、畑仕事、ミシン仕事など、日本人だけではなく、ミャンマー人が共に協働で手作業を重視しながら行い、地元のカンボジア人との交流を積極的に行い、生活に密着した相互理解を深めることができた。また、地元住民(カンボジア人)にも、孤児院や貧困層の支援を個人的に行っている人たちがあり、今後ゆっくりと信頼関係を深め、必要な支援を実施していきたい。地元NGOがDACCにて提供する、2〜4の事業内容にあるようなアジア・日本全体の青少年の交流、教育事業に賛同し、引き続き協働して事業を行い、HOCのDACC運営サポートを行いたい。

2.ミャンマー自立支援事業(縫製プロジェクト)
ミャンマー縫製プロジェクトの主要メンバーがカンボジアに長期滞在を決め、技術訓練とマネジメント能力を集中して高めていけるよう、日本人ボランティアと生活を共にし研修を続けている。ミャンマー国内の村で継続して内職を求める人々にも更なる自立を促せるよう、運営方法を考え、指導と管理を続けながら、カンボジアとミャンマーの両国内で同時にプロジェクトを推進する課題に取り組んでいる。日本語研修を修了したミャンマー人の実習として、日本人に頼るだけではなく、ミシン仕事や生活指導をミャンマー人が独自に行うことも試みた。

3.実習ファーム 農業研究事業
カンボジアの実習ファームで、数年来で初めて日本人の手で農作物(バナナ、マンゴーなど主に果物)を収穫することができた。日本人ボランティアの3か月滞在で、ミャンマー人と共に農作業等を行い、DACC敷地内にも簡易菜園やきのこ小屋を作り、地元で育てる農作物の研究を行っている。きのこは、スリランカ研修の自習を生かし、たね菌づくりからの実験を開始し、また、環境浄化に役立つ酵母(マイエンザ)を作り、農作物や生活に役立てる実習も始めた。

4.シルク村支援事業
協力NPO団体(NPO法人Global Heart Space:GHS)の日本人ボランティアがDACCに常駐し運営サポート事業を協働で行うことになり、カンボジアで継続支援してきたシルク村の支援事業も、コミュニケーションがとりやすくなり、よりカンボジア人の生活環境を理解した上で実施できるようになった。基本的な事業継続への資金的支援や、方向性についての指導は当団体が地元NGOと共に継続し、技術指導支援や買い取り支援、村から引き取ったシルク製品を日本で紹介したり募金する活動等は、GHSやNP法人Shien Tokyoなど、日本のNPO団体に委ねてきたが、DACCができてから、日本人間の相互理解も高まってきた。






●現地協力NGO団体: Hope of Cambodia、NPOグローバルハートスペースDACC
収支報告
事業予算
$1=\80.14 リエル:$1=R4070
カンボジア人道支援 円換算
ドル換算
<内訳>
日本語学習&技術研修事業 (ミャンマーから新規研修生) \41,075
農業プロジェクト/実習ファーム \44,055
ミャンマー縫製プロジェクト \275,257
DACC設立運営協力/アジア協働事業 \687,000
シルク村支援プロジェクト \184,000
HOC青少年教育事業 DACC事業運営支援 \225,000
合計 \1,456,388 $17,401.00