事業/収支報告 事業種: 人道支援事業−2 カンボジア支援(平成19年度第4期-1) 事業名: 07’11月カンボジア人道支援(1) 開催日: 2007年11月2〜11月9日 従業者: 16名 受益者: 約10,821人名(1034世帯を5人で計上)と不特定多数の 小児病院の患者とボランティアスタッフ等 |
Cambodia 2007年11月 |
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事業内容: | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
孤児院への物資配布と運営、貧困層への物資配布や、織物を行う村の技術とマネジメント指導や購入による支援を継続して行った。現地協力NGOと、日本からのボランティアが現地NGO関係者と協働で各地訪問支援を行い、国際ハートエキスポ事業参加に来日した、学生らも活動参加、継続した協働活動を行い信頼関係を深めた。 | 日本からの支援物資 Happy Children孤児院 アンコール小児病院 バンテイスレイ村 貯水池建設地視察 高齢者支援 シルクの技術指導 |
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受益者: 1. Ankor hospital for Children(アンコール小児病院) 2. Happy Children Orphanage(シェムリアップ地区) (孤児44人) 3. シムリアップ(Bantaey Srey)学習センター予定地周辺村民 (250世帯、子ども25人) 4. 孤児及び貧困層の子ども達 (6546名) (地元NGO・クメール開発財団⇒SCASPが実施中の就学支援プログラム) 5. Orphan Care and Training Association コンポンスプー孤児院 (70名) 6. 手織りシルクの村(Prek Rontas Kandal Province) (25世帯) 7. 貯水池建築支援プログラム対象となる、農村4箇所 (759世帯) @Phum Prek Kong Reach LeuAPhum Prek Kong Reach Krom BPhum Prek ChmuosCPhum Kandal <参考資料> ●現地協力NGO団体: Hope of Cambodia 協働事業は、1、2、3、6、7 |
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事業目的: 1. この小児病院には、5月訪問時に日本から持参した哺乳瓶の内、滞在期間内に 配りきれなかったものを、現地NGOに依頼し寄付したが、運営状況を把握するために 今回は、視察訪問した。 2. 支援要請のあった孤児院を訪問、調査 3. 学習センター予定地の近隣村民を継続訪問し、現地調査と地元との信頼関係の構築 4. 現地のNGOから支援要請があった場合には、直接訪問を行い独自に調査をするか、 実際にダイレクトアクションで行っている事業に対して、物品(文具など)協力のみ 行っている。このプログラムに対しても、現地価格のノートとペン代を寄付。 5. 前回に引続き、孤児院の継続支援を行う。子ども達が成長してくる中、特に就学と 建物に壁がないなど、厳しい状況にあるこの施設で、環境改善と運営支援の調査を 具体的に行う。 6. 購入したシルクを使ってチャリティーファッションショーを実施したボランティアスタッフ が、現地の技術制作現場を視察。日本から持参された染粉を渡し指導を行ったり、 更に厳しい検品を行うなど、村の物産で自立してもらう為の継続支援を行った。 7. 2年前に建設した用水路により稲作が可能となった村に、次の段階として 貯水池を作ることで、現在2箇所であるのに対し、5箇所の村が稲作ができ、同時に、 通年畑栽培が可能になったり、池の魚が期待されるため、貯水池建設を実施する ことにした。(建設は来年5月スタート) |
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事業の成果: 日本から15名、ミャンマーから1名のボランティアスタッフが事業実施した。同じボランティアメンバーが、継続して数年に渡り現地参加することにより、現地の状況をより深く把握することができ、また、必要な支援、課題点を各メンバーの立場で見ることができ、心がつながる国際協力とは何かを更に経験を通じて理解することができた。日本で集められた支援物資も、現地で買い足した品目とあわせて現地で袋詰めし、全て必要な手に手渡すことができた。特に、手織りシルクの村では、長年にわたり通い続けることで、現地の職人が心を開いてくれるようになり、これまで仕上がった生地を検品することや、マネージメントについてのみ指導していたところが、制作工程にも踏み込んで現状視察することができ、次のステップが見えてきたことに、成果を得た。 |
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事業の課題点ほか: 現地での問題点は、教育や、基本的な生活指導や自立の意識を日常の中で育てていくことで解決に向かうことができると思われる。物質面での自立は時間をかけ育てることができても、秩序や規律、生活の知恵や衛生観といった、技術指導以前の基本的なところが欠けていて限界がある。長期計画の学習センター計画の一環として、現地のリーダー育成をいかに行うかが課題。孤児院支援だけではなく、独自の孤児院や学校運営も視野に入れながら進めていきたい。 |
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収支報告 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
事業予算 <ドル買レート 1$=117.85> リエル:$1=R4,040
このほか、日本からの回収物資をセットにして、各場所で人数分配布しています。
(回収物資のレポートはこちら) |