特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 事業報告書
国内緊急人道支援事業/東日本大震災被災者生活復興応援事業

事業/収支報告 
事業種: 国内緊急人道支援事業 (平成23年度第9期/12/23〜25)
事業名: @ 仮設生活被災者の相互扶助慈善バザー事業(第5回)
     A 支援物資宅配事業(第5回)
対象者: 
@相馬郡内、作田仮設住宅地区、小川北原地区の被災住民
    A福島県福島市内、二本松市内、相馬郡の仮設住宅の被災住民
       (不特定多数)

東日本人道支援

2011年12月
東日本大震災被災者生活復興応援事業
活動内容 福島市内街なか広場事業:今回は非常に厳しい寒さとなったが、5回目の福島市内街なか広場での事業及び、仮設住宅地区での「ハートの宅配便」等、引き続き事業を行った。また今月も毎月の「ハートの宅配便」受益者からのリクエストのあった支援物資を1ヶ月内に集計し、一般や賛助会員に提供や寄付を呼びかけ、多くの物品の提供があった。特に、年末年始の季節にまつわる品が多く集まった。これまで同様、任意のボランティアメンバーが多数参加し協力を得ることができた。そして、現地でも引き続き現地NPO法人(シャローム)の協力により、倉庫で備品や物品管理をすることができ、運搬の労力・時間を軽減できている。
強風にもかかわらず、常連客含め多くの方が参加して下さった。少しづつではあるが、当事業目的と趣旨が市民に浸透してきているのを感じると同時に、参加ボランティアメンバーにとっても、アジア支援の体験を活かし、日本人相互の支援活動を通じ、被災側も提供側も同じ人間として関わり、心のつながりや豊かさを学ぶよい機会となっていることが大きな成果。
『ハートの宅配便』では、引き続き、要請品のあった被災者への希望品を配布。お届けも5回目となり、希望品も当初より少なく内容も日用品に変化してきた。一方で未だ多くの要望がある方には、当NPOの現状を率直に伝え、本当に必要なものを伺い、状況を見て来月に持ち越すなどして対応した。仮設住宅地の集会所を活用した講座(今回は正月フラワーアレンジメント)にも多くの人が参加してくれた。
仮設でのバザー企画は募金目的ではなく、被災者相互の交流と喜びを満たすこと。支援を受けるだけの立場に疑問を持ち始めた受益者が、自分で買う楽しさ、人に貢献する喜び、自分で選んで手に入れた嬉しさ、そして何よりも、密集地で生活を共にする被災者相互が互いに前向きな意識でつながっていく一助になればということを第一の目的として実施している。回を重ねるごとに、貢献・還元できる喜びを口にする人も増えてきた。講座の参加費も支援につながる事を理解したうえで参加された。講座にはこれまでにご縁のなかった人も多く訪れ大盛況となった。また、仮設内でも提供品の呼びかけを継続しているが、提供も数件あった。そして、アジア支援用の古鉛筆を持参。整理・パッケージのボランティア作業を説明すると、参加の手があがった。


↑街中広場事業の様子

↑仮設地域でのバザー事業

本部の様子

仮設住宅地での講座の様子
期間 第6回 平成23年12月23日〜25日
@福島市内街なか広場事業:12月23〜24日
A仮設住宅住民の相互扶助慈善バザー:12月25日
Bハートの宅配便:12月24日・25日
主な実施場所 @福島県福島市 街なか広場
A福島県福島市内 仮設地区
B福島県二本松市内 仮設地区
C福島県相馬郡 新地町被災者仮設地区
従業者  11名
事業費

「ハートのお届け便」12月事業費報告
旅費交通費
設備利用費
支援物資費
印刷費
ガソリン/高速代(東京〜福島)
活動拠点/事務局設置
支援物資購入(ハートの宅配便)
チャリティーバザー告知
\23,810
\32,750
\51,703
\2,670
事業協力金 仮設住宅地の相互扶助バザー \31,510
事業支出合計
協力金収入合計
\110,933
\36,910
※備品や物品の運搬が平日にあたり、また、冬季であるため車両担当ボランティアの参加が不足したためレンタカー使用。交通費は協働任意ボランティア団体と折半して計上。
※仮設集会所で講座を実施したため、終了時間・人員・搬出等を分散しなければいけなかったため、追加レンタカー使用。