特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 事業報告書
国内緊急人道支援事業/東日本大震災被災者生活復興応援事業

事業/収支報告 
事業種: 国内緊急人道支援事業 (平成23年度第9期/11/15〜22)
事業名: @ 仮設生活被災者の相互扶助慈善バザー事業(第3回)
     A 支援物資宅配事業(第5回)
対象者: 
@南相馬市内、作田仮設住宅地区、小川北原地区の住民
       (20世帯)
       A福島県福島市内、南相馬市の仮設住宅の被災者
       (不特定多数)

東日本人道支援

2011年11月
東日本大震災被災者生活復興応援事業
活動内容
今月も毎月の「ハートの宅配便」受益者からリクエストのあった支援物資を1ヶ月内に集計し、一般や賛助会員に提供や寄付を呼びかけ、多くの物品の提供やバザー出品があった。特に本格的な冬を間近に控えて衣類の要望が多くあったが、提供されるバザー品が必ずしも要望に応えられてはいなかった。しかしながら、バザーで求められる品が、お届け品としてのリクエストとして多くあるわけではなく、自らで選びたい、あれば助かるが要求するほどではない、ということと理解している。
今回は、アジア支援先の協力者が来日中のため、同じく滞在中の『目指せ!心の人道奉仕者』実習生が2回目の継続参加をし、ともに国内での活動状況を視察してもらうことができ、日本と日本人の現状理解と支援の目的や課題について、母国での活動について深く話し合えるよいきっかけとなった。
『ハートの宅配便』では、引き続き要請のあった被災者20世帯への希望品を配布。これまでに、リクエスト返送を中止し、会いに来てくれるだけでいい、と言っていた方の中から、季節の変わり目のせいか、数ヶ月の仮設生活で必要性が出てきたのか、精神的な理由か、再び要望があった世帯が数件あった。
仮設での相互扶助バザーでは、心待ちにしてくれている人も多く喜んでもらえた。一方で、安いからという理由で企業からの提供商品等を大量にまとめ買いする人や、仮設住民外に声がけをされ外部から訪問してきたと思われる人がいるなど、仮設住民個人に役立ち互いに援助しあう目的から外れている状況がみられた。ボランティアの反省会で、一人当たりの購入数を定める等、課題と対策について話し合った。
仮設の集会所における講座では、任意の日本人僧侶ボランティアが写経教室を行い、お年寄りが喜んで参加されていた(8名)。引き続き手芸などの講座を継続していくこと、また、自立啓発のためわずかでも参加協力金を設けることなどを検討しながら実施していく予定。
先月は実施しなかった福島市内でのチャリティー展示&バザーでは、ボランティアグループ心配御無用団の参加協力でバザーが行われ、アジア支援のための協力に多くの市民が訪れた。5回目ともなれば顔なじみや常連ができ、長時間ブースで過ごす人や手伝う人も増え、地元とのつながりが少しずつ形になり、国際協力や奉仕活動の啓発にも貢献できた。


本部の様子


お届け便







集会所での講座の様子



期間 第5回 平成23年11月15日〜22日
@仮設住宅住民の相互扶助慈善バザー: 11月18日
Aハートの宅配便: 11月18日
B福島市内街なか広場チャリティー展示会:11月19日
主な実施場所 @福島県福島市内 仮設地区
A福島県南相馬郡 新地町被災者仮設地区
B福島県福島市街なか広場
従業者 19名(ミャンマー人4名、スリランカ人1名含む)
事業費

「ハートのお届け便」11月事業費報告
旅費交通費
荷造発送費
設備利用費
支援物資費
印刷費
文具・備品費
通信費
ガソリン/高速代(東京〜福島)
お届け品発送費(石川→福島)
活動拠点/事務局設置
支援物資購入(ハートの宅配便)
チャリティーバザー告知
テープ台、テント用備品等
ハートの宅配便リクエスト返送用
\26,920
\1,000
\64,000
\122,731
\3,040
\3,128
\\1,245
事業協力金 仮設住宅地の相互扶助バザー \38,500
事業支出合計
協力金収入合計
\222,064
\38,500
※今回は、『心配御無用団』と折半で本部設置費と現地で最低限必要な2台分の運搬用車の交通費を全額本事業費に計上。
※購入品の発送費などについては、運搬車や通信販売をうまく利用して効率よくできた。