特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 事業報告書
国内緊急人道支援事業/東日本大震災被災者生活復興応援事業

事業/収支報告 
事業種: 国内緊急人道支援事業 (平成23年度第9期/10/21〜25)
事業名: @ 仮設生活被災者の相互扶助慈善バザー事業 
     A 支援物資宅配事業
対象者: 
@南相馬市内、作田仮設住宅地区、小川北原地区の住民
       A福島県福島市内、南相馬市の仮設住宅の被災者

東日本人道支援

2011年10月
東日本大震災被災者生活復興応援事業
活動内容 今回は、毎月バザー展示を行っている福島市内の会場が確保できなかったのと、9月訪問時に反響の大きかった仮設住宅地区の被災者を対象としたバザーを実施するために、月例BIGハートマーケット(チャリティー展示会)は行わなかった。
今月も毎月の「ハートの宅配便」受益者からリクエストのあった支援物資を1ヶ月内に集計し、一般や賛助会員に提供や寄付を呼びかけ、多くの物品の提供やバザー出品があった。福島県のNPO法人(シャローム)の協力により、倉庫で備品や物品保管をすることができ、運搬の労力・時間を削減できている。
参加ボランティアメンバーにとっても、アジア支援の体験を活かし、日本人相互の支援活動を通じ、被災側も提供側も同じ人間として関わり、心のつながりや豊かさを学ぶよい機会となっていることが大きな成果。
『ハートの宅配便』では、引き続き、要請のあった被災者への希望品を配布。今回は、私達が配布していないリクエスト用紙がコピーされた状態で事務局に送付されるという問題も生じたが、直接会って説明することで解決でき、バザーや、集会所を使った講座(今回は試しにブレスレット作りの会を実施)にも多くの人が参加してくれた。
仮設でのバザー企画は募金目的ではなく、被災者の喜びを満たすこと。物を要求して無料で受取るだけの支援にいろんな面で疑問を持ち始めた受益者が、自分で買う楽しさ、少しでも人にお返しできる喜び、欲しかったけれど要求を控えていたものを自分で選んで手に入れた嬉しさ、そして何よりも、密集地で生活を共にする被災者相互が互いに前向きな意識でつながていく一助になればということを第一の目的として実施している。
出来る限りの説明を口頭で加え、チャリティー協力を呼びかけながら実施したところ、少しでも他人に貢献・還元できる喜びを口にする人も多かった。これまでにご縁のなかった方も多く訪れ、大盛況となった。来月以降も引き続き開催する予定。先月に引き続き、来日中の『目指せ!心の人道奉仕者』研修のため、ミャンマーから実習生1名が参加見学。

本部の様子


お届け便




仮設住宅地でのバザー




集会所での講座の様子



期間 第4回 平成23年10月21日〜25日
@仮設住宅住民の相互扶助慈善バザー: 10月23日
Aハートの宅配便: 10月23日
B現地調査: 期間中の@A以外の日程で地元協力NPO法人シャローム倉庫を訪問。
主な実施場所 @福島県福島市内 仮設地区
A福島県南相馬郡 新地町被災者仮設地区

従業者 8名(ミャンマー研修生1名含む)
事業費

「ハートのお届け便」11月事業費報告
旅費交通費
荷造発送費
設備利用費
支援物資費
ガソリン/高速代(東京〜福島)
お届け品発送費(石川→福島)
活動拠点/事務局設置
支援物資購入(ハートの宅配便)
\74,021
\10,000
\56,222
\139,176
事業協力金 仮設住宅地の相互扶助バザー \19,750
事業支出合計
協力金収入合計
事業費合計
\279,419
\19,750
\259,669
※今回は、福島市内でのBIGハートマーケットがなかったため、通常は『心配御無用団』と折半している本部設置費と現地で最低限必要な2台分の運搬用車の交通費を全額本事業費に計上することになりました。また、交通費のうち\12,612は、9月分の福島〜東京高速・ガソリン代が含まれています。
※お届け品の発送費も、募集物品が集まった石川県から車両参加するボランティアがおらず、また、次回11月の準備を一度にすませるため、大量のバザー品を発送することになりました。