特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 事業報告書


事業/収支報告 
事業種: 
人道支援事業−3 スリランカ支援(平成23年度第9期-1)
事業名: 
2011〜2012 スリランカ人道支援(車両寄付) 

受益者: 
現地協力NGO/活動センター
Sri Lanka
2011年7月〜
2012年6月
事業内容:

事業目的と内容、課題等:

スリランカの人道支援活動は、2005年の津波被災者支援に始まり、貧困村民、孤児院、学校、病院、内戦終結後の被害者や農村部の支援、そして、活動センターでの研修事業等を行ってきたが、いずれも、現地で協働してきたスリランカ人の協力者が、地道に全国広範囲にわたって活動を続けてきたからこその事業活動である。貧困村や過疎地に直接支援を行い、また地元での生活状況や環境を見極めるためにも唯一の移動手段は車で、活動に欠かせない。修理を繰り返すも老朽化した所有車が、限られた滞在期間で私たちが訪問した際にも、再々活動の足をひっぱるようになり、2010年新車車両を購入し寄付するこにした。現地での中古車や、日本からの中古車輸出も検討したが、条件に合うものが見つからず、またかなりの年代ものであっても高額なことから、新車購入に至った。
スリランカが世界でも車両輸入に関しては、輸入・車両税が高額かつ複雑で、困難であることは承知の上の実施だったが、募金に始まり、国内での新車購入、国内保管、輸出、輸入、登録すべてにおいて長く時間、経費共に費やさなければならず、困難を極めた。
免税もしくは減税の措置が法律上存在していたため、その努力も現地NGOや協力者が総力をあげて申請、交渉にあたったが、成立しないどころか、法律の改正が行われた上に、スリランカ経済の急発展に伴い、現地通貨ルピーが高騰、ドル安の流れを受けて、予測していた予算を上回った。現地NGOも協力して地元で寄付や協力を募り、車両輸入に関わる税金・諸経費に充当された。

Sihasara Panasiha Fundation 及び、Hospital Service Council Colombo、






収支報告
車両購入から、現地寄贈までの会計

【寄付収入】

平成21年8月〜平成23年8月までの期間、多くの方よりご協力、また、ご尽力を頂きました。

スリランカ車両寄付に対する事業協力金合計

 
\4,252,191


【事業支出】

平成23年2月22日 第8期(前期)新車購入時
トヨタハイエース(貨物) 車両(府中自動車/以下同じ) \2,291,736
リサイクル料金 \11,220
車両保険料 \19,860
諸税、手続き料 \73,984
平成22年(21年事業年度期会計) 車両購入時にかかった金額合計 \2,396,800
平成24年4月 第9期(今期) 新車〜中古車扱いにできるよう1年待って輸出
4月17日 輸出に関わる費用一式(府中自動車) \165,963
4月10日 輸入〜諸手続き、税金に関わる支援金送金 \828,300
4月23日               〃     追加支援金送金 \600,000
平成24年(23年事業年度期会計)車両輸出入に関する費用、資金援助合計 \1,594,263
車両寄付に掛った合計金額 \3,991,063

現地で、寄贈車を受け取るために支払った諸手続き・税金 
 
Rs.4,353,475 ($32,615=\2,579,487)

当団体が資金援助したのは、\1,428,300ですので、\1,151,187を、現地NGOが支払っています。

合計で、\5,142,250 の費用が必要であったという事になります。

スリランカの中古車屋のサイト等で検索してみると、ハイエースの同じKDHタイプの車で、2006年式、43,00km走行距離程度の中古車(車体価格のみ)が、日本円で約\4,000,000で販売されていました。それを思えば、この過程には問題も多く大変でしたが、、新車で長く大事に使ってもらえるものを寄贈できたと思います。

 事業に対する協力寄付金(\4,252,191) - 実際に使った車両関係総費用額(\3,991,063) 
 =¥299,985 は、スリランカ現地人道支援事業の主に運搬・移動に関わる車両費(車両が
   寄贈されるまでのレンタカー、修理代等)として、
 現地NGO Shihasara Foundation の事業活動に役立てて頂きました。