事業/収支報告 事業種: 人道支援事業−3 スリランカ支援(平成19年度第5期-4) 事業名: 08’5月スリランカ人道支援(4) 開催日: 2008年5月7〜5月13日 従業者: 2名 受益者: 120世帯と子ども達約200名、不特定多数の貧困層 |
Sri Lanka 2008年5月 |
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事業内容: | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ガルガムア村の様子 カナトルワ村(不可触民) 、家庭訪問の様子 支給された農機具で始めた菜園 ガルガムア村(ジプシー)への 支援物資 村の人々 カルナ幼稚園 NGOの拠点センター 学生ボランティア |
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受益者: 1. ジプシー村(Andrabedda, Galgamua40世帯 2. ガルガムア村カルナ幼稚園35人+近隣村の子ども達 3. 不可触民村(Kanatlwa, Hettipola)68世帯 4. 現地学生ボランティア支援 5. 現地協力NGOの事業の活動・運営支援、独自センター設備・運営支援 6. 自立支援プロジェクト(ソーイング)計画支援 7. 寺子屋継続サポート ●現地協力NGO団体: Sihasara Panasiha Fundation 全て協働事業 |
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事業目的と詳細: 1. 前回に引き続き、定住しようとする人々の自立支援。今回は農機具の配布とトイレ整備支援。 2. 差別の対象となっていた村と近隣村の子ども達が平等にかかわり学ぶ施設を地元NGOが設立。 訪問して、学用品など物品の支援を行う。 3. 4度目の訪問。地元NGOが数ヶ月前に支給した農機具で各世帯が家周辺の整備や畑を開始 しているかどうか、家庭訪問で確認。 4. 地元NGOの活動センター周辺の学生ボランティアグループと対談、他地域で各自出来る活動を 続けている来日経験のある学生グループとも再開し、マーケット企画の報告をうけ、継続活動 を日本からのバザー物品提供などで支援。 5. 協力NGOの活動拠点の整備がボランティアメンバーの手によって少しずつ整っている。日本の ボランティアとの連絡、交流の手段としてインターネット環境の整備などを行い、通年共同で 活動を行える体制の基盤を作る。 6. スリランカでも、自立支援としてソーイングプロジェクト計画を開始。市場で購入している 村への配布衣類などを仕事の無い村等の人々に作成させ、買い上げて雇用と収入につなげ、 買い上げた衣類は、貧困村や子どもへの配布物資として活用する内容。 |
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事業の成果: これまでに、活動に参加してきたボランティアの学生の中でも、リーダー的に活動を行おうとする子どもや、自分の村でマーケットを開き、寄付金をあつめてNGOの村支援金に貢献するなど、進化がみられる。急いで成果を出そうとするのではなく、地道に相互扶助や自立の精神をスリランカ人同士が育んでいける土壌作りを引き続き支援していきたい。 NGOのボランティアメンバーは、継続して支援先の村を訪問し、活動資金を自立につながる形で人々に促しながらうまく生かせている。日本のボランティアの中でも、イベントや活動参加する時だけではなく、コンスタントに小さな活動を続けているグループや人々も増え、インターネット電話を通じて会議などを行い、報告やコミュニケーションが互いにとれ啓発しあっており、スリランカも低価格で設置と運営ができることから、インターネットを整備し日本ともつながりネット会議を開催できた。 |
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事業の課題点ほか: スリランカ人ボランティアの中には、自分たちの国でできることを相互扶助の中でさらに進めていきたい、という意識が高く、いろんな提案もある。一方で、不必要かつ不当な報酬で支援プロジェクトを仕事にしようとする者も現れてきている。ボランティアメンバーも、そうした同じ国の人の行為に直面し、よい学びをしていると思われる。スリランカ人同士の中で信頼関係をどう築いていくか、あせることなく、地道な活動を続ける中で見出していくこと、話し合いの場、心の豊かさを学ぶ機会を設けることを課題として話し合った。 |
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収支報告 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
事業予算 <ドル買レート 1$=117.85> ルピー:\1=R0.9465
このほか、日本からの回収物資のうち、玩具や小物、キャラクター文具等を学生ボランティアグループに提供し、マーケット計画に役立ててもらう。(2回目
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