特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 事業報告書


事業/収支報告 
事業種: 
人道支援事業−3 スリランカ支援(平成21年度第7期-3)
事業名: 
10’1-2月スリランカ人道支援(3) 
開催日: 
2010年1月25〜2月14日
従業者: 
20名
受益者: 
約48世帯と子ども達約130名、その他不特定多数の貧困層
Sri Lanka
2010年1〜2月
事業内容:

受益者:
1. ヨガロヤ村Yoggaloya村, Mahiyanganaya(34世帯、子ども約60名)
2. アンダラブッダ(通称ジプシー)村(Andrabedda, Galgamua)48世帯、学生60名、子ども多数
    ニームプロジェクト
3. ガルガムア、カルナ幼稚園(ジプシー村と地元の子ども達が共学できる幼稚園)子ども30名
. 活動センター支援、自立支援プロジェクト運営費(地元NGOと協働)
5. 日本語学習&技術学習プログラム(ミャンマー人7名、スリランカ人10名)

●現地協力NGO団体: Sihasara Panasiha Fundation との協働事業


支援物資

ヨガロヤ村

アンダラブッダ村

カルナ幼稚園

修繕プロジェクト

ソーラープロジェクト開始


事業目的と内容、課題等:


. ヨガロヤ村: 以前に支援を援護してもらった空軍関係者が、当団体のダイレクトアクションを
   体験し、物を与えるだけの支援ではなく、自立を促し、地道なコミュニケーション(訪問・確認)
   や、地元住民のやる気と努力に対する支援のみを行う方法に感銘をうけた、ということで、
   この村の訪問依頼を受けた。34世帯と5-60人の子ども達がいる村で、用水路をのぞいては、
   自分達でがんばりたいので、セメントだけ支援して欲しいということだった。地元の協力NGO
   が、向こう数ヶ月の様子を調査し、支援を決めたい。蚊帳、米、日用品などを配布。

2. アンダラブッダ村: 前回、12月訪問時に提案した、コホンバ(ニーム)の育苗栽培に、意欲を
   示した村人が、約束どおり12名がチャレンジしていた。中には、ここ数日で切った枝をポットに
   入れただけのものもあったが、根気強く何のためにやっている事業なのかを説明。
   前回から参加の12名に加え、今回は、他の20世帯近くも葉と種の採取に参加。
   まだまだ、これが何の役にたつか、結果がどうかという段階ではないが、仕事のない彼らから
   これらを買い上げて支援とした。)引き続き、信頼関係を築きながら、仕事に対する熱意と
   管理能力をみていきたい。今回は、このプロジェクトに意欲を示すボランティア日本人が参加、
   今後の日本の応援も期待したい。米、物資の配布も行う。(ニームプロジェクト計画の概要

2. 差別を受けるアンダラブッダ村の子ども達が、地元の他の村の子ども達と共学できるように
   設立した小さな幼稚園、カルナ幼稚園への継続支援。庭の畑に動物が来て荒らすため、
   鉄線を寄付し、囲いをすることに。

3. 日本語学習&技術研修プロジェクト:12月からスタートした研修も2ヶ月目。研修の経過と
   研修生や日本人ボランティアの近況を把握。村の支援活動にも参加し、また、センターの
   古い建物で、地元の大工や日本から参加したボランティア技術者とともに屋根の改修を
   行った。 また、将来的に村の支援に活用していけるよう、ソーラープロジェクトから預かった
   ソーラーパネルの設置も実習。このほか、農業プロジェクト(GHF)のボランティアより畑の
   作業についての指導を受けた。母国に帰ってから、すぐに始められる農作業(土壌改良の
   ための有用微生物を活用する方法やその作成法、食物の種からオイルを圧搾、たい肥の
   活用法などを学習中。

4. ソーイングプロジェクト: NPO法人Shien Tokyoの協力をえて、地元のスリランカ人と
   ミャンマーでソーイングプロジェクトに関わっているメンバーに対し、技術指導を受けることが
   できた。パターン学習や、縫製技術など。将来的には、スリランカの事業をS.Tにつなげ、
   双方にとって、有益な事業展開になることを目指し、支援を継続したい。

5. 活動拠点センター支援:『日本語学習&技術研修プログラム』の実施から、今回は、いろんな
   プロジェクトのボランティアメンバーが参加。そのうち、別館の古洋館を地元の人々と共に
   修復し、協働と交流を深める中、地元との信頼関係を広げる。また、地元からの依頼により、
   このセンターの敷地全部を引き取ることになった。農地は合わせて22エーカーとなるが、全て
   農民が生活し農業を営んでおり、管理監督も必要になる。地元の農民が活用できるような
   センターを目指して、建物の整備や、催しや学習会の実施に使っていきたい。


◎ 支援訪問の報告ブログレポート

収支報告
事業予算
<円レート> ルピー:1.2256
スリランカ人道支援 円換算
ドル換算
<内訳>
ヨガロヤ村(Yoggaloya) 34世帯、子ども60人 \176,642
アンダラブッダ村(50世帯、60人学生、子ども多数、ニームProject) \188,248
日本語学習&技術研修プログラム事業費 \34,621
センター管理運営費 \398,762
地元NGO(Shihasara Foundation)継続支援事業費 \187,867
\0
合計 \986,140

このほか、日本からの衣類、文具、タオル、石けん、日本語教材(辞書、ノート、テキスト等)、
土壌改良剤・スプレー防虫剤、工具などを持参し、提供